フランスワイン豆知識
フランスワイン格付け
フランスワインは法的に4つのカテゴリーに分けれている。
A・O・C :Appellation d’Origine Contorolee |
AOC ワイン1935年に制定された 「原産地統制呼称法」 (A・O・C=Appellation d’Origine Contorolee) に基いてつくられたワインを言う。 この法律は、優れた産地のワインを保護、 管理することを 目的にしており、 政府の機関(I.N.A.O=全国原産地名称協会)に よって諸規制が定められ管理されている。 (略してACワインとも言う) 原産地を名乗るための主な規制は、 * その地で収穫された葡萄のみを使用していること * 許可されている葡萄品種であること * 最低アルコール度数の設定 * 栽培法等に関する諸規定 * 生産過剰による品質低下を防ぐための生産量の制限 * 原料葡萄の糖度に関する規定 * 醸造法の規定 等がある。 また、「原産地呼称」は、地方、地区、村、畑、という順序で、 その単位が狭められていき、区画が小さくなるにつれ、 先の規制内容は厳しくなり、当然上質になる。 ブルゴーニュに於いては、整然とした「格付け」が このAOCワインにはなされている。 また、ボルドーにおいては、シャトー(生産者)に 「格付け」がなされている。 |
VDQS :Vin Delimite de Qualite Superiure |
VDQS ワイン(上質指定ワイン)AOCに次ぐランクで,全国原産地呼称協会(I.N.A.O)が審査。 条件として、原産地、品種、最低アルコール度、 最大収穫量、栽培方法、 醸造方法が定められている。 AOCワインに較べ規制は緩やか。 ラベルにVDQS(Vin Delimite de Qualite Superiure)の 字句の表示がある。 今後、このクラスのワインは、 生産者の品質向上の努力によって、 AOCに昇格される可能性を持っている。 |
Vins de Pays |
ヴァン・ド・ペイ・(地酒)地酒。限定された産地の葡萄だけで造られれ、 決められた品種を使用する。 ある程度産地の個性を出すことができる。 ラベルに「 Van de Pay 」と表記されるが、 その後に、産地名が付記される。 |
Vins de Table |
ヴァン・ド・ターブル(テーブルワイン)フランスで日常的に飲まれているワインで、 その多くは地中海沿岸で大量生産されるワインを ブレンドしたもの。 |
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